前回は「絶対に結婚したい」と思ったのはなぜかをお話ししましたが、今回は実際に結婚してみて良かったと思っていることをまとめてみます。
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私が感じた結婚のメリット
【メリット①】もらった命を繋ぐことは、何よりの親孝行だと思った
何よりも私が結婚したかった理由は自分の子供が欲しかった。これに尽きます。
そして結婚してすぐに、希望通り子供を授かることができました。
子供を産んでみて、世界が変わりました。
夫の父母にとっては初孫だったので、それはそれはとても喜んでくれました。何人も孫のいるうちの両親も、年のせいか他の甥姪以上に可愛がってくれている気がします。正直こんなにも喜んでくれるとは思いませんでした。私は後にも先にも、これ以上に喜ぶ顔を見ることはないと思います。嫁として、子供としての使命を果たせた気がしました。
今自分が存在しているのは、間違いなく両親のおかげです。せっかくこの世に産み落として今まで大切に育ててもらったのならば、その血を後世に残したい!そんな種の保存なる本能が自分自身の深層心理にあることに気づきました。
私は上に兄弟がいて既に孫もたくさんいるので、あまりそういったことを考えたことはありませんでしたが、幸せそうな笑顔で孫と遊ぶ姿を見て、同じように生んでもらった一人の人間として、私も子孫を残せて良かったと心底思いました。親や兄弟との関係も深まりました。
【メリット②】心のゆとりができた
パートナーがいると、守られている実感があります。その安心感は比べ物になりません。心のゆとりができ、他人と比較しなくなりました。
【メリット③】欲がなくなった
心が満たされると物欲ってなくなるものなんですね。結婚してから、生活必需品以外のものを欲しいと思うことが極端に減りました。
子供が産まれたらさらになくなりました。ただただ家族と平凡な毎日を過ごしたいと思っています。今まで感じたことのない、なんとも形容しがたい幸せに満たされています。あれだけ家の中でじっとしてられなかった性分の私が、家族がいれば何もいらないと思うようになりました。
【メリット④】人間らしい生活になった
私は産休ギリギリまでフルタイムで働いていましたが、身重ということもあり、できるだけ早く家に帰るようになりました。独身の時は寄り道ばかりしていたのに、せめて料理だけでもしっかりしようと帰るようになったのです。
美味しいお店を求めるより、美味しい料理を追求するようになりました。料理上手とまでは言えない私ですが、やっぱり一緒に食べてくれる人のいる家ごはんは何よりも美味しいです。
0時過ぎて寝るなんて当たり前だったのに、11時には寝るようになりました。生活リズムが正され、体調が良くなり、肌もきれいになりました。朝もすっきりとアラームが鳴る前に目覚めることができます。人間らしい生活は、体が求めたものだと感じました。
外食とカップラーメンが多かった夫の栄養面も改善し、健康診断の結果が良くなりました。
【メリット⑤】理想の家を買えた
これは自分の中でかなり大きかったメリットです。
子供が産まれるのを機にマイホームを購入しました。私はずっと自分の家を持つことに憧れていました。いたって普通の中流家庭向け住宅ですが、色んな意味で自分一人では絶対買えませんでした。
自分の満足する家に住むと、なんでもない生活の質が変わりました。内装やインテリアを選ぶことが、とてもとても楽しかったです。ファミリーサイズのきれいなキッチンに立つと、料理のやる気が10倍UPします。住宅街に住んで住環境が良くなったのも、思った以上のメリットでした。人気のある土地には、人気のある理由がありました。
結婚のデメリットはあると感じているのか
結婚しなければ良かったとまで思うことはありませんが、結婚した身ならではの制限もあります。
【デメリット①】欲がなくなりすぎて、自分のキャリアも求めなくなった
上昇志向が強く、バリバリのキャリアウーマンに憧れていた私でしたが、幸せボケにより独身時代に築いたキャリアで十分満足してしまいました。これは結婚するマイナス面とも言えるかもしれません。
キャリアを保ちながら家庭と仕事を両立することは、かなりの気合いと、何かしらの犠牲や妥協が必要だと思いました。もちろん器用であれば叶うことだと思いますし、旦那さんの価値観や協力の大きさによる部分も大きいと思います。
もちろん仕事も家庭も幸せいっぱいに輝いている女性を知っています。私も結婚したら、そうなりたいと思っていました。本当にデキる女性ならなんてことないことだと思いますが、私は不器用なので、このぬるま湯から抜け出すのに時間がかかりそうです。
生涯続けたいと思える大好きな仕事を見つけておくことをオススメします
子供と過ごす幸せな時間以上に、仕事に対して「好き」「やりたい」というモチベーションがないと、仕事と家庭の両立はシンドイものになってしまうと思います。
経済面でも、共働きの方が良いに決まっています。子持ちで就活をするのはどうしても厳しくなるのが現実なので、独身のうちに女性が良い仕事にも巡り会えているかは、人生の満足度を大きく左右するのではないでしょうか。
仕事が好きであれば、家庭を持っていたって頑張れるでしょう。キャリアも女性としての幸せも得ることができて、本当の意味で勝ち組の女性と言えるのではないでしょうか。
前は考えられませんでしたが、のんびりと何気ない幸せを噛み締めながら、毎日を丁寧に暮らす専業主婦の人生も素敵だと思います。
私は専業主婦になったのか
私が勤めていた会社は、色んな意味で非常に勢いのある会社でした。上を上を求めてハードに働いていた私は、独身時代と同様に家庭と仕事を両立ができる気がしなかったので、出産を機に今までお世話になった会社を退職し、フリーランスで仕事をすることにしました。今の自分に見合う量だけ、ぼちぼちマイペースに進めていくつもりです。
もしかしたら、また企業に就職してハードに働きたいと思うかもしれません。子育てが一段落するとどう思うかはわからないので、普通に社会復帰できるだけの筋トレは常にしておこうと思います。
フリーランスであれ、ライフワークとなる仕事に出会えていて良かったと思います。
【デメリット②】自分一人の裁量で物事を決められなくなった
結婚すると「ふたりのもの」が増えます。いろんなものを他人と共有することになるのです。
大きな決断こそ、夫婦の意見が対立するともう大変!住宅購入の際は何度ケンカしたことでしょうか。この人とはもうやっていけないかもと思ったこともありました。
でも100%価値観が合う人間なんていません。いたとしても、そういう人と結婚していいことないと思います。自分に足りない視点に気づかされることが多いからです。
話し合いを重ねて、実際に住んでからも後悔のないマイホームに住むことができました。結果的に自分一人で決めるよりも良い物件に巡り会えたと思います。夫婦はまさに人生のパートナーだと思いました。
結婚のデメリットは、メリットを上回ることはない
書いていて思いました。結婚のデメリットはメリットを上回ることはありません。
ただ、パートナー選び次第だとは思います。子供が欲しいと思っているのか、女性が働くことをどう思っているのか、譲れないものがあるのか。
いずれにしろ、お互いを尊重して話し合える人であれば、なんとでもやっていけるんじゃないかと思います。